協和会ニュース

協和会ニュース58号 2018.7.20

きょうわの再生

  • 協和会が所持している大正末に建てられた蔵(築およそ100年)の瓦落下危機により、屋根の修繕をしました。
    協和会の先輩諸氏が努力の積重ねで、維持してくださったと伝え聞いております。事務所がある鉄筋3階建ての建物も永きにわたる経年劣化により、2・3階居住部分廊下の内装に始まり、居住者の方々が気持ち良く暮らしていただけるよう、最近ではトイレ改修を行い、リニューアルしながら再生してきました。
    1階を事務所にしている、訪問看護や居宅支援の活動も18年目を迎えました。
    開設当初は、ご利用者様の獲得が難しい状況で、広範囲の訪問先に伺う時間を要し、訪問看護のサービス提供が大変だった時期もありました。
    地域包括ケアの中で活躍できる訪問看護ステーションや居宅支援事業所として、サービス提供が行えるよう人材確保に努め、皆様に認めていただけるよう少しずつ体制を整えてまいりました。

    現在は、看護師10名・理学療法士6名、併設の居宅支援事業所のケアマネジャー5名、事務員1名のスタッフと共に、24時間緊急対応、在宅での看取り、病院との連携を行い機能強化型訪問看護ステーションとして活躍できるようになりました。
    29年度実績は、訪問看護総数約1000名、居宅支援総数約670名に提供しました。
    近年では、小規模多機能型居宅介護との複合型サービスや定期巡回型訪問介護看護連携型などを利用されるご利用者様が増え、訪問看護ステーションとして支援を行っています。

    これからも、訪問看護ステーション・居宅支援事業所きょうわ共に、ご利用していただけるように看護・居宅支援の質の向上を目指し、更なる努力を積み重ね地域の身近な事業所として次世代に引継ぎ、末永く「協和会の事業」を継続・発展させてまいります。

千駄木の風

  • 今年の七夕に皆様は何をお願いしましたか? あるご利用者様に七夕の願い事を尋ねると、少し考えさせてほしいと言われ、次回訪問時「考えたよ!」とメモを渡されました。難病で長い間車椅子生活で、そこには3つの言葉が書かれていて、ひとつが「もう一度歩きたい!」という願い事でした。
    短冊を壁に貼ると、それを見た理学療法士は「一緒に頑張ろう!」と立位訓練を行い、ヘルパーは「応援するよ!」と励ましてくれ、願い事が皆の目に触れた事で温かい輪ができ、気持ちがひとつになりました。ご家族からは「素敵な七夕の短冊の願いに心温まり、本人がこんなに前向きにいることが嬉しく思いました。
    本人も私も皆さんのお蔭で幸せな日々です。」と言葉をいただき、そのお礼の言葉に私の心も温かくなり、また今年も七夕から素敵な贈り物をいただきました。

冷蔵庫に入れておけば安心と思っていませんか?「冷蔵庫の過信は禁物!」

  • *冷蔵庫の中身をチェック!
    冷蔵庫の中身をチェックして不要な物を処分しましょう。

    *冷蔵庫に食材を詰め込むのはNG
    賞味期限の近いもの、使いかけの食材などは手前に置き、早めに消費。

    *お休みなしで働く冷蔵庫こそ清潔に!
    パーツを外し台所用洗剤で洗って乾かし、忘れずに掃除しましょう。
    ドアのゴムパッキンはカビが生えやすいので、念入りに!

    *冷蔵と冷凍を上手に活用
    冷蔵庫は詰め過ぎ厳禁ですが、冷凍庫は逆に詰め込んだ方が効率が良くなります。
    冷凍食品がお互いに保冷の役目を果たすからです。
    きのこなど、食材によっては冷凍することでうま味を増すものもありますから、
    冷蔵と冷凍をうまく活用してください。

  • 協和会の動き
    平成30年10月中旬 地域交流セミナー予定
    平成30年6月中旬 「リハビリテーション栄養管理」地域交流セミナー予定
  • 編集後記

    広範囲にわたる記録的な“平成最悪”西日本豪雨。数十年に一度の災害を意味する「大雨特別警報」が11府県で出されるなど、かつてない事態となりました。被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。このうえは、くれぐれも健康にご留意され一日も早く復旧されることを願っております。

  • 入会のご案内

    協和会は、看護職・介護職の研修をとおして 資質を高め、地域の人々の健康の保持増進を図る団体です。

  • 正会員

    年会費:10,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける保健師・助産師・看護師・准看護師・ 介護福祉士ホームヘルパー

    賛助会員

    年会費:3,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける個人又は団体

    お問い合わせ先

    一般社団法人東京在宅看護協和会
    訪問看護ステーション・居宅支援事業所 きょうわ

第54回 地域交流セミナー 生活習慣病の付き合い方 リスクの把握と回避へのアドバイス

  • 平成30年4月19日(木)あけぼの診療所院長 下山祐人先生に、生活習慣病のリスクや回避の仕方について講義していただきました。

    日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳となり、男女共に世界で2位となりました。平均寿命は今後も伸びると予想されていますが、延びた寿命をどのように生きたいでしょうか?冠動脈疾患・脳卒中・高血圧・糖尿病などの生活習慣病を患いながら、伸びた寿命を生きて行きたいでしょうか?高血圧・糖尿病・高コレステロール血症・喫煙習慣・飲酒は何の自覚症状も無く、何がいけないのかもわかりにくいです。先生はスライドで、これらが引き起こす動脈硬化の血管の変化を説明されました。酸化したコレステロールが増えて血管内壁に入り込み、隆起し、破裂して血栓を生じます。血栓が脳に詰まれば脳卒中、心臓に詰まれば心筋梗塞です。内服薬や血管内にステントを入れる手術に頼るだけでなく、定期健診の結果を見直し、自分の状況を把握して、生活習慣病の状態を少しでも正常値に近づけ、長くなった寿命の中の健康寿命を長くしましょう。

第55回 地域交流セミナー 「栄養リハビリテーション」

  • 平成30年6月12日(火)当ステーション理学療法士吉沢和也の「栄養リハビリテーション―サルコペニアとフレイル」講義がありました。

    栄養リハビリテーションとは栄養×運動を組み合わせていくことで、痩せる栄養より太る栄養が注目されています。サルコペニアとは筋肉の量が低下する事で、フレイルとは身体機能や認知機能が低下して虚弱となった状態の事を指します。筋肉量減少と虚弱状態を早期に発見して要介護状態にならない為に、栄養評価と筋力トレーニングの組み合わせが大切です。運動も歩行するだけではなく、ゴムバンドを使ってのストレッチ等、ある程度の負荷をかけないと意味がないそうです。「人任せにせず自分の体は自分が診る!」という気持ちが大切だという、先生の言葉は響きました。

    ここで筋肉量減少(サルコペニア)診断の一つの指輪っかテストを紹介します。両手の親指と人差し指で輪っかをつくり、ふくらはぎの最も太い部分を囲み、指のあまり具合をみるだけ。「(1)囲めない」「(2)ちょうど囲める」「(3)隙間ができる」と評価し、(3)の場合は筋肉量が少なくなっており、注意(サルコペニアの疑い)が必要です。
     今回のセミナーでは、看護師・理学療法士・介護職・ケアマネジャーなどの方に参加していただきました。在宅だと栄養評価の仕方に限界がありますが、負荷のかかる運動等具体的な話で、取り入れやすい内容だったと感想を頂きました。

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