協和会ニュース

協和会ニュース61号 2019.4.20

糖尿病治療の進歩

  • 糖尿病を辞書で調べると「持続的な高血糖と 糖尿を伴う代謝異常。(略)網膜症・腎症・動 脈硬化を多発しやすい。重症のものは昏睡に おちいる。(以下略)」(「広辞苑」第4版)とあ ります。要するに症状がほとんどないが、放置 すると失明や足の切断、人工透析の導入、心筋 梗塞や脳梗塞などの合併症を起こし生命にか かわる事態を招く病気です。しかし血糖をは じめ血圧や血清脂質をきちんとコントロール すれば合併症は防ぐことができます。
    現在、糖尿病の患者数が世界的に増加して いますが、基本的な治療は時を経ても変わら ず「適切な食事と運動」です。具体的にいうと、 適切なカロリーの食事を栄養分のバランスよ く摂ること、歩行を中心として可能な範囲で 筋力トレーニングも加えること、そしてその どちらも「長続きさせること」が大切です。

    適切な食事を摂るということは、ほとんどの 場合「食べすぎを是正すること」になります。 要するに現在の食事から少し量を減らすだけなので、余分な時間はかかりません。ですから 忙しくても実行可能なはずです。

    運動は食事と違いどうしてもある程度の時 間を取られますが、通勤や買い物の歩行を有 効利用すれば、それほど長い時間を割かなく てもすみます。
    薬を使用するのは、原則として食事と運動 だけでは目標の血糖コントロールが得られな い場合です。糖尿病の治療薬の歴史は 1921 年 のインスリンの発見に始まりましたが、とり わけここ 20 年ほどの間に何種類もの新しい薬 が開発されました。インクレチン関連薬と SGLT-2 阻害薬が最も新しい薬ですが、合併症 の抑制に役立つことが科学的に証明されつつ あり、糖尿病の治療に大きな変化が生まれ始 めています。

    ですが、最初に申し上げた「適切な食事と運 動」がもっとも大切という点はいささかも揺 らぎません。しかももっとも有効かつ経済的 な治療法なのです。代表理事 木下潤一朗

千駄木の風

  • 今年の桜は開花宣言が出てから気温の低い日が続き、思いがけず長い 期間楽しむことができました。 穏やかな日の訪問途中で幼稚園帰りの母娘に出会いました。女の子はひらひらと舞う桜の花び らをつかもうと、ワーと大きな声ではしゃぎながら落ちてくる花びらを追いかけていました。 その姿はとても微笑ましく、子どもは季節や自然を楽しむ天才だなぁと感じ、私も見習い身体 で自然を楽しむ心を持ち続けたいと思いました。

訪問看護ステーションきょうわに入職して

  • 友人の紹介もあって、きょうわで働く事になりました。今まで、大学病院やクリニック・民 間病院などを経て訪問看護というお仕事にたどり着く形となり、この御縁に感謝しておりま す。大学病院では急性期を、クリニックでは採血を、また民間病院では地域医療の大切さを学 んでまいりました。今、振り返ると一つ一つが今行っている訪問看護の仕事に繋がっていると 感じ、何事も無駄はないと言って下さった過去の上司を思い出しました。沢山の人達に支えら れここまで来たのだと改めて感じております。又、自身の経験が地域の皆様に還元できるよう より一層精進して参る所存でございます。まだまだ若輩者にてご迷惑をおかけする事もあるか と思いますが、精一杯頑張らせて頂きますので何卒よろしくお願い致します。
    看護師 佐藤 優子

  • たくさんの花々が咲くこの春に事務員として入職いたしました。文京区の坂道の多さに驚い たのが、はじめの印象でした。今では毎日通勤で歩くことで、自らの運動不足解消になればと 思っています。さて、私は以前、法人会社である薬剤師会で事務経験があり、薬剤と医療につ いて知識は全くのゼロではないと思います。きょうわでの訪問看護は地域に密着し、深く思い やりのある看護師が地域に貢献をされていると思います。私は事務職ですが、裏方として職員 の皆さんが円滑に仕事をすることができる環境を整え、支えることで私にとっての地域貢献に なればと思います。
    事務員 中村真理

  • 4月1日付けで入職致しました、看護師の竹原です。 小児病院で病棟の看護を経験し、退院した患者さんのその後の生活に触れたいと思いました。 きょうわは、大学時代の在宅看護実習にてお世話になり、スタッフの皆様の暖かい看護に感銘 を受け、訪問看護に就くなら「きょうわで」とずっと思っておりました。今回ご縁があって入 職させて頂けたこと、大変ありがたく思っております。訪問での看護は、病棟にいた時の看護 とは様々な点で異なり、日々勉強させて頂いております。また、利用者様との関わりはとても 楽しく、看護において学ぶことも、人生において学ぶこともとても多く、非常に充実した毎日 を送っております。
    利用者様の日々の暮らしや、その方らしい人生を送ることがお手伝いできるよう、精一杯勉 強し、様々な経験を積んで、訪問看護師として成長していきたいと思います。一生懸命頑張り ますので宜しくお願い致します。
    看護師 竹原 菜月羽

第57回地域交流セミナー「神 経 難 病」

  • 講師 赤羽在宅クリニック 理事長 小畑正孝

    平成31年3月7日(木)赤羽在宅クリニックの理事長 小畑正孝先生より「神経難病」の講義がありました。

    今回は在宅における神経難病の症例を紹介して頂きながら、1パーキンソン病についてパーキンソン病のような症状を引き起こす病気の総称はパーキンソン症候群と言って未診断の事が多くあること、進行に合わせて治療も変えて常に評価を繰り返していく、薬物療法だけでなくリハビリ、環境整備が重要です。2進行性核上性麻痺は、薬の効果が低く、転倒が顕著の為 環境整備が何よりも大事です。3大脳皮質基底核変性症4脊髄小脳変性症5多系統委縮症等症 状や経過も様々であること。神経難病の方と接するにあたって、症状をコントロール出来なくてもリハビリ、環境調整や筋力低下を防ぐ、転倒、誤嚥等を防ぐ事がとても重要であり、日々 関わりながら生活の質の向上に繋げていける、治せなくてもやれることがあるという事を先生から講義がありました。

    今回のセミナーでは、看護師・介護職・ケアマネジャーの参加が多く、神経難病の利用者様が、転倒しないような室内環境整備、歩行の様子を観察すること、誤嚥予防のため口腔ケアをすることの大切が理解できたと感想を頂きました。

花粉をブロックして快適に!~寄せ付けない、身体に入れない~

  • 暖かくなるのはうれしいけれど、喜んでばかりいられないのが花粉症の方。目や鼻から入っ てくる花粉を体の外へ出そうとする反応がヒスタミンなどを分泌し くしゃみ・鼻水・鼻づま り・目のかゆみや充血・涙目を起こします。 入ってしまった花粉をくしゃみで吹き飛ばし、鼻水・涙で流し出し、鼻づまりで中に入れないようにしているのです。

    花粉を少しでも寄せ付けず、身体に入れないためにはどうしたら良いでしょう? 私達が着ている服に付いた花粉が、室内に持ち込まれるのを防ぐには、トレンチコートやジャンパーな どのツルツルした服が良いでしょう。セーターやフリース、コーデュロイなどの服は、花粉が 付着しやすく静電気も起きやすい為、花粉を引き寄せてしまうので、静電気防止スプレーをすると付着を減らせます。洗濯物について入ってくる花粉も困りもの。外に干さなければならない時は取り込む前によく払いましょう。目や鼻に入ってくる花粉はマスクやめがねが有効です。マスクはつけた後大きく息を吐き、息がもれたところを顔に添わせて装着させると隙間か ら花粉が入りにくくなります。また、マスクのダーツは下向きにしないと、花粉をダーツに入れて持ち帰ってしまいます。最近はイオンの力を利用して、花粉を寄せ付けないスプレーも出ています。顔や髪、衣服にスプレーすると花粉の粒子なども付着しづらくなります。花粉をブロックして、快適に過ごしましょう!

  • 協和会の動き
    令和元年5月16日(木) 地域交流セミナー開催予定
    「在宅における医療安全について」
    上尾中央総合病院 患者安全管理者 渡邉 幸子先生
    令和元年5月21日(火) 理事会
    令和元年5月28日(火) 社員総会
  • 編集後記

    平成もあとわずか。
    新しい年令和元年を迎えるまでの一週間家族で大切に過ごしましょう。

  • 入会のご案内

    協和会は、看護職・介護職の研修をとおして 資質を高め、地域の人々の健康の保持増進を図る団体です。

  • 正会員

    年会費:10,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける保健師・助産師・看護師・准看護師・ 介護福祉士ホームヘルパー

    賛助会員

    年会費:3,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける個人又は団体

    お問い合わせ先

    一般社団法人東京在宅看護協和会
    訪問看護ステーション・居宅支援事業所 きょうわ

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