協和会ニュース

協和会ニュース66号 2020.7.20

看護の管理者を引き継いで


  • この度、令和2年7月1日より、訪問看護ステーションきょうわの管理者を引き継ぐこととなりました。
    10年ほど前に、肺癌になった友人が私に「訪問看護と言って、看護師が家に来て、ケアや処置をしてくれるのがあるそうよ。訪問看護師になって、私の所へ来てよ」と言いました。時を同じくして、訪問看護ステーションを立ち上げるのを手伝ってほしいとの話も舞い込み、背中を押されるような感じで訪問看護師としての仕事がスタートしました。新しい訪問看護ステーションということで、ノウハウを教わり、療養者との関わり方について、研修させていただいたのが、きょうわとの出会いです。その後も定期的なセミナーや勉強会にも呼んでいただき、そんなご縁で、後にきょうわに移ってまいりました。

    8年の月日が流れ、管理者を引き継ぐこととなり、大きな責任を感じています。現在、数々の天災や新型コロナウイルスの蔓延など、私たちを取り巻く環境は大きく変わり、皆が生活習慣や仕事の仕方を変えていくことを余儀なくされました。これらの状況に合わせ変えていくべきところや、大切に維持、継続していくべきことなど、所長の対応や、今までの取り組みを間近で見て、また時には話し合って来た経験をこれからの活動に生かしていこうと心も新たに気を引き締めています。

    訪問看護の一番の目標はご利用者様に住み慣れたご自宅で自分らしくお過ごしいただくことです。ご利用者様がどうされたいか、ご家族様がどうされたいか、どんなことにご不安を感じていらっしゃるかを伺いながら、誠意をもってケアさせていただくことにスタッフと共に努力して参ります。また、スタッフの育成のみならず、文京区内の訪問看護ステーションの一つとして地域を支える活動や、学生たちを育てることなどに取り組んでいく所存です。

    所長はじめ、関係機関の皆様に御指導いただきながら、精いっぱい努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

    上田由美子

千駄木の風


  • 先日テレビで取扱説明書はきちんと読みましょうという話がありました。例えば靴下の取扱説明 書に書いてあるように、靴下を裏返して洗う実験をすると、臭いも発生しにくく靴下の持ちが数段 違っていました。新型コロナ感染症のためマスク着用を勧められていますが、マスクのつけ方について、説明書をきちんと読まないで着けてしまうと、裏表や上下を 間違えて着けてしまいフィルターの機能の効力が発揮できません。せっかくだからしっかりと感染予防のために着用したいものですね。

    細かい字で読みにくく書かれていますが、取扱説明書をもう一度 読み返してみると新しい発見があるかもしれません。

コロナ禍での看護学生

  • 毎年、当ステーションでは5~6校の看護学生と医学生の実習を行っています。今年も4月より開始される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で訪問看護実習の受け入 れを中止していました。ご利用者様のコロナウイルス感染リスクを減らすために学生の同行 実習を行わず、リモート(ZOOM)による講義形式で事例検討を先生と学生含めて実施した学 校もありました。

    5月末に緊急事態宣言が解除されて以降、6月半ばに今年度初めての看護学生を受け入れまし た。といっても、訪問看護に同行せず、カルテから情報収集し担当看護師の話を聴くことで 実習を進めていきました。実際に同行訪問していないため、ご利用者様や在宅療養の場を見 ていないのでイメージが持てず、頭を抱えて悩む場面もみられましたが先生方のアドバイス もあり5日間の実習を終えることができました。 最終日のカンファレンスでは、「本人が家に帰りたいと言っても、介護力が無ければ施設に入ることが最良だと思ったが、介護サービスを工夫し自宅で過ごすことができることを知った」「看護師だけでなく多職種との連携が大切だと感じた」「病院実習では家族と関われなかったが、在宅では家族の思いも考慮する必要があると感じた」「入院中は病態中心に患者さんをみていたが、在宅では生活の中でみることの大切さを学んだ」などの意見がありました。学生全員「訪問に行けなかったけれど、ステーションでの実習ができて勉強になりました」 と話し、今後の看護に生かしていくことを約束してくれました。先生方からも「きょうわで 実習した学生は、たくさんの学びを得ることができました」という嬉しい言葉をいただいています。

    コロナ禍での実習は以前と同じ形ではできませんが、次世代を担う学生のために少しでも役 に立てればと思い、スタッフ一同協力しながら学生指導をおこなっています。コロナウイルス感染が収束し以前の生活が戻ってきた際には、あらためて皆様に学生の同行訪問をお願いいたしますので どうぞよろしくお願いいたします。

ケアマネジャーとしてAさんの決断をサポートして

  • Aさんは、脳出血後遺症による障害が残り、奥様の献身的な介護により車椅子中心の生活を送っていました。医師からは経口摂取は難しいと言われ胃瘻栄養を継続しましたが、奥様は「主人の人生を栄養剤だけで終わらせたくない」と、一生懸命いろいろな人に相談し、また意見を取り入れながら、経口摂取できる食事を、自分なりに手作りし支えられていました。ご夫婦二人三脚で本当に頑張っておられましたが、長年介護していた奥様が突然、病で他界されました。同居されていた息子さんの力をかりて自宅でサービスを継続することになりました。訪問診療・訪問看護・訪問介護 サービスや宅配食などを利用し、再開しました。不安を抱えながらAさんの挑戦が続きました。1年後、嚥下障害の影響もあり誤嚥性肺炎を起こし緊急入院となり、入院先の医師の判断は、「経口 摂取をすることは困難なので、このまま胃瘻からの栄養になります」と話がありました。
    しかし、ご本人とご家族の判断は、「もう一度在宅生活に戻り経口摂取もしていきたい」との決断でした。その決断に対して 訪問診療、訪問歯科医師、多職種を含めて相談し、ご本人の強い意志におされ経口摂取を進める方向でサービスを決定し、まずは一日3回の栄養の注入から始め、嚥下評価後ムース食を1食ずつ増やしていき、再入院することなく自宅での生活が継続できました。
    しかし、ご自身の体力が低下してきたことや息子さんへの負担をかけたくないことを理由に在宅生活が3年経過した頃に、本人が入所を決断しました。奥様が亡くなられてから4年間がとても大変でしたが、弱音を吐かず前向きに過ごしてきたAさんの気持ちと決断をサポートし、在宅での18年間を(途中より担当を引き継ぎ) 担当ケアマネジャーとして利用者を支えることの難しさ、やりがいも学ばせていただいた方です。「ご主人が入所できましたよ」と心の中で、奥様にご報告致しました。

    私事ですが、平成26年から訪問看護ステーションきょうわ管理者、居宅支援事業所きょうわ管理者、そして所長を兼務し務めてまいりましたが、訪問看護のスタッフが育ち、看護部門について は、7月1日から後任上田由美子にバトンタッチいたしました。長年、きょうわのためにご支援を賜りありがとうございました。
    今後は、居宅管理者として居宅支援の充実に努めると共に、統括所長として頑張っていく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。

    内田美行

保健師からのアドバイス 〜熱中症〜


  • 暑くなってきましたね。梅雨が明け、これから夏本番ですが、 早くもたくさんの方が、熱中症になり、救急車で運ばれています。 皆さんもそうならないよう、正しい知識を身につけ、予防していきましょう!


  • 【熱中症の症状】
    軽い熱中症→めまい、顔のほてり、体のだるさなど。 ひどい熱中症→吐き気、頭痛、筋肉痛、けいれん、汗が大量 or 全くでない


  • 【熱中症を予防するには?】
    ・計画的な水分・塩分の補給
    特に高齢者は、体の水分が少なく脱水になりやすいので、こまめに水分・塩分は摂る ようにしましょう!「喉が渇いたときに飲む」のではなく…「定期的に」飲むのがポイン ト。例えば、起床時、食事前後、おやつの時間、入浴の前後、就寝前などと一日の生 活リズムの中で水分摂取の時間をとるようにしましょう。


  • ・涼しく過ごせるような環境を作る
    エアコンを利用して室内温度を調節しましょう。また、カーテンや すだれなどで直射日光を避けるようにしましょう。 エアコンが苦手な高齢の方は、風向きを上にする、扇風機をつけて空気を 回す等の工夫をするといいでしょう。

  • ・体調管理に努める
    体調が悪いと熱中症にもなりやすくなります。日頃から食事や睡眠をたっぷりと摂るように してください!

  • 入会のご案内

  • 協和会は、看護職・介護職の研修をとおして 資質を高め、地域の人々の健康の保持増進を図る団体です。

  • 正会員

    年会費:10,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける保健師・助産師・看護師・准看護師・ 介護福祉士ホームヘルパー

    賛助会員

    年会費:3,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける個人又は団体

    お問い合わせ先

    一般社団法人東京在宅看護協和会
    訪問看護ステーション・居宅支援事業所 きょうわ

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