協和会ニュース

協和会ニュース70号 2021.7.26

オリンピック後には新型コロナ感染症の終息に期待して

  • 新型コロナ感染症が拡大し、緊急事態宣言下で、東京オリンピックが、開催されました。何度も緊急事態宣言が出され、スティホームと叫ばれ、どこまで心をコントロールし維持することができるかと困惑の日々が続いています。困難なことを乗り切れるのが人間ですが、やはり我慢することにも限界があ ります。人間の弱みに入り込むこのウィルス感染症の恐ろしさがあります。早く、元の生活に戻れるように一人一人が願っています。「あと少し」が、もうこれ以上続かないことを祈ります。

    ケアマネジャーとして日々かかわっていますが、ワクチン接種が進んでいない時は、「定期的な訪問を見合わせてほしい」とご利用者様から要望があり、訪問せず電話で現在の状況やサービスの使用状況を確認することに変更しています。また、病院から退院する場合の話し合いは、今までは病院に出向き、退院前カンファレンスを開催していましたが、現在はオンラインでのカンファレンスが主体になっています。以前から厚生省がICT 化の導入を促進していましたが、このウィルス感染症により、感染予防対策として事業が薦められた結果、こんなにも早く事業所に導入され、利用できるようになるとは思 いませんでした。また、自分の顔が映ることの抵抗感はありましたが、オンラインを使い講義をすることも増えました。対面講義は、いつでも学生たちの表情が読み取れ、状況に応じてやり取りがスムーズに行えますが、オンラインでは,講義側の操作の未熟さもあり大勢の学生を相手に講義するには、慣れない場面もありました。この感染症対策により、事業所のICTの導入が進み、生活や仕事のスタイルに変化を与えています。今後、高齢社会を見据え、認知症の人や医療ニーズが高い中重度のご利用者様を含め,それぞれ住み慣れた地域で、尊厳を保持し、必要なサービスが切れ目なく提供されるよう取り組むことが求められています。居宅支援事業所きょうわとして、皆様への支援がスムーズに提供できるように邁進する所存です。

    みんなで楽しめ、感動を分かち合える日常が取り戻せるきっかけになり、心より楽しめるオリンピック開催を望んでおります。がんばれ日本!!

千駄木の風

  • 「土用の丑の日」は、7 月28 日(水)。夏の土用は、梅雨明けや大暑に重なり体調を崩しやすいため特に重要視され、土用といえば夏の土用を指すようになりました。この日は、ウナギや梅干し、うどん、ウリ類など「う」のつくものを食べて夏バテ予防をしましょう。土用餅を食べて無病息災を願ったり、栄養価の高い土用シジミや土用卵を食べる風習もあるようです。

    また、土用の丑の日に「丑湯(うしゆ)」に浸かると健康で過ごせるといわれ、肌トラブルに効果がある桃の葉やドクダミなどの薬草を入れることがあります。 コロナ禍で外出が難しい今年の土用の丑の日は、好きな香りに包まれてリラックスバスタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

出会いがもたらす力

  • 新型コロナウイルスにより人との繋がりが希薄になっている現在。81 歳になる母にもその影響が及んでいました。

    自宅で長いこと編み物教室を開催していましたが、コロナウイルスのため中止してからは人との関わりが少なくなり、ふさぎ込む事が多く認知機能も低下していました。母は元々不安の強いタイプでしたが、不安がさらに強くなり胸痛を訴え幾度も救急車を呼ぶようになっていました。その後も母の不安は増大し、私が仕事中であっても日に何度も電話がくるようになったため精神科を受診。しかし「薬を処方されるだけで、話を聞いてくれない」と通院しなくなっていました。そのような時にたまたま行った近くの内科医への受診で母の様子が一変しました。先生は母の状況を瞬時に把握し本当に良く話を聴いて下さり「これまでがんばってきたのですね。もっと気楽にね。」と言ってくれました。その言葉を聞いて、母の表情がぱっと明るくなり声のトーンも一段上がったように感じました。久しぶりに見た母の生き生きとした表情でした。ちょっとした声掛けや対応、人との出会いが大切なのだと改めて感じる出来事でした。それからの母は少しずつですが物事を前向きに考えられるようになり以前よりも落ち着いて過ごすことができているようです。

    私も居宅支援事業所きょうわのケアマネジャーとして、これからもより一層研鑽を重ねご利用者・家族様から「あの人がいると安心ね」と思って頂けるような存在になれるよう尽力してまいります。

学生実習を受け入れて

  • 緊急事態宣言下、コロナ禍であったため学生実習は、座学やオンラインでのやり取りに変えて、看護師のケアの動画撮影した映像を見て、今までと違う形での実習になりました。学生たちは臨場感を感じられたとか、実際の状況を想像しやすかったと好意的な感想を持ちました。

    今年の実習は了承してくださった利用者様の所に学生を連れていけるようになりました。実際に自宅に行くと五感を働かせ、見て感じて病院とは違う普段の生活の場での看護を感じ取っています。学生と同行すると利用者様の顔がいつもと違う反応を見せて下さるのもこちらとしても新しい発見です。

    なかなか接することがむずかしい世の中になってしまいましたが、きちんと感染対策をとり、将来の看護師をなるべく沢山の経験が出来る場を与えられたらと思っています。

訪問看護師になって

  • 私が訪問看護師を目指すことになったきっかけは、学生の時の在宅看護実習での一場面でした。病院で肺炎の治療後、何も食べられず、もう最期になるだろうと家に帰ってきた高齢の利用者様の訪問に行きました。しかし、住み慣れた家で家族の温もりを感じながら過ごし、安心されたのか食欲が湧いて元気な表情の利用者様がいらっしゃいました。安心できる環境で過ごすことの大切さを感じた出来事です。療養する場として、病院だけでなく自宅という選択肢がある今、住み慣れた家で過ごすことを支える看護師になりたいと感じました。

    看護師になってからは、総合病院や離島の病院で働きました。治療や療養を通して、それぞれの地域の文化や死生観・価値観を色濃く感じました。それは多種多様で、様々な人生があるということを体感しました。

    その後、訪問看護師として働き始めてからの2 年は私にとって本当にあっという間でした。様々な苦労を乗り越えながら今でも自宅で生活されている方、人生の幕を降ろされる方、自立出来て訪問看護を必要としなくなった方など、様々な人生の一場面に毎日関わらせて頂いています。日々訪れる色々な自己決定をしながらの療養を支えて行く責任を感じると共に、多種多様な状況の中、ご利用者・ご家族にとって「大切にしたいこと」を引き出し、理解して汲み取り、選択できるように関わっていきたいです。

    また、できる限り尊重し支えていくことを大切にしたいと改めて感じています。

利用者さんのアートギャラリー

  • 利用者さんが作られた作品を紹介させていただきます。

保健師からのアドバイス 〜夏こそ入浴で疲労回復を!〜

  • もうすぐ夏本番。屋外はじりじりと暑いのに、室内は冷房ヒエヒエ。寒暖差で逆に体が疲れてしまう…そんなことってありますよね。
    その疲れ!!ぜひ、入浴で改善しましょう!!
    今回は夏の入浴の効果と、どのように入浴したら効果的なのかご紹介していきます。
     
    シャワーだけでは得られない入浴の効果
     
    ・血流改善
    湯船につかることで、血管が開いて血流がよくなります。
     
    ・むくみ改善
    湯船につかると体に水圧がかかります。その水圧で血流 やリンパが押し戻され、むくみ改善効果が期待できます。
     
    ・リラックス効果
    体を温めることで神経の過敏性を抑えられるので、慢性的な痛みを和らげたり、筋肉収縮による肩こり等改善効果もあります。また、湯船につかると浮力効果で体重が1/10 になるので、体が軽くなることで筋肉や関節の緊張がゆるみ、リラックス効果を期待できます。
     
    ・清浄作用
    体の表面の汚れはシャワーでも落とせますが、湯船につかると全身の毛穴がひらき、その中の汚れや皮脂を落とすことができます。


     

    夏の入浴のポイント
     
    以下の4つのポイントを押さえて入浴することで、上記の効果を十分に得られます。
    ① お湯の温度は40℃くらいで!
    ② 湯船につかるのは、10~15 分くらいが良い。
    ③ 肩まで浸かって全身浴をしましょう。
    ④ 脱水予防に、コップ1~2 杯の水分をとった後に入浴しましょう。

  • 協和会の動き
    今後の開催予定 次回の地域交流セミナー開催は、新型コロナウイルスの影響により、未定となっております。開催が決まりましたら、お知らせいたします。
  • 編集後記

    暑くなって、いよいよ夏本番。最近の夏は、異常な暑さを感じますね。私も普段はあまり水分を取らない方なのですが、最近はかなり意識して水分を摂っています。皆さんのご自宅に、元気に訪問できるよう努めて参ります。次回もよろしくお願い致します。

  • 入会のご案内

  • 協和会は、看護職・介護職の研修をとおして 資質を高め、地域の人々の健康の保持増進を図る団体です。

  • 正会員

    年会費:10,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける保健師・助産師・看護師・准看護師・ 介護福祉士ホームヘルパー

    賛助会員

    年会費:3,000円
    協和会の趣旨に賛同いただける個人又は団体

    お問い合わせ先

    一般社団法人東京在宅看護協和会
    訪問看護ステーション・居宅支援事業所 きょうわ

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