第58回地域交流セミナー「在宅における医療安全について」

在宅における医療安全について

  • 令和元年5月16日(木)上尾中央総合病院医療安全管理課の渡邉幸子先生より「在宅における医療安全について」の講義がありました。

    平成11年に病院で手術患者取り違えなどの医療事故が相次いで起こり大きく報道されました。それを機に、事故はあってはならない、あるはずがないという考え方から、起こりえることで、なくせないことであるという考え方に変化が起きました。しかし、重大な事故の前には小さな事故があり、その下には多数のひやりとすること、はっとすることがあるので、それを共有してそこから何かを学ぶことや、事故から教訓を得ようという取り組みがなされるようになってきました。
    個人の力を研修や訓練で磨き、チームの力をルールやマニュアルで高め、環境や物、システムの力も借り、組織全体でエラーの穴を小さく少なくすることが不可欠です。

    事故防止対策は、従来の起こした人を処罰して終わりの責任指向から、なぜ起こったかを考えて対策を導き出す原因指向へと変わってきました。事故から学ぶとともに、日々の訪問の中でも、床が濡れているな、滑ると危ないから拭こうとか、ベッド柵や車椅子の隙間や車輪などに手が挟まるかもしれないから、腕は安全な位置に置こうなどの、危険を察知して行動する『リスク感性』を持とう、そしてその感性を磨こうという思いを強くする講義でした。
    看護師、介護福祉士、ケアマネジャー、など多職種の方々が参加して下さり、終了後もひやりとしたことや、はっとした気付きなどのレポートの書き方についてなど講師を囲んで質問される姿がありました。連携を深めチームで取り組む気持ちも新たにできたセミナーでした。

ページ上部へ戻る